京都嵐山の古寺を巡る旅で今回は小倉山麓にひっそりと佇む「厭離庵」に来ました。
厭離庵の入口は非常に見つけにくく、民家の間の路地を通った先にあります。
厭離庵は藤原定家が住んでいた山荘の旧跡で小倉百人一首を編纂した処です。
霊元法王より「厭離庵」の寺号を賜り、安永(1772)より臨済宗天龍寺派となり、開山は白隠禅師の高弟霊元禅師。
厭離庵の紅葉も他の嵐山のお寺に負けず美しいことで人気です。
「見渡せば 花も紅葉もなかりけり 浦のとまやの 秋の夕暮れ」藤原定家
「来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くや藻塩の 身もこがれつつ」藤原定家
熊の像がありました。
厭離庵は散り紅葉が見所なので紅葉の見頃の遅めに訪れるのがベストです。