私は健康にも気を使うようになってきた年頃です。
健康に関するコラムなど時々読むようになっています。
そこで今回、題名からして目を引く面白そうな本を見つけました。私は知らなかったですが話題の本らしいです。
題名からして怪しくてお金を出して買う人がいるのかと思ってしまうのが第一印象です。
著者は2人でどうやってマネタイズしているのか気になりました。本が売れたとしても印税は半分なのに儲けることより本当にサウナについて伝えたい熱意があるのかなぁと思ったりします。
書籍の現状は書店で売れなくても全国の図書館に置くとなるとかなりの数なので出版社はそれだけで十分だそうです。全国に図書館は3360施設あります。出版の目安は、ヒットは数千部以上、大ヒットは2万部以上です。ベストセラーは10万部以上です。ということは書店で売れなくても全国の図書館に買ってもらうだけで十分みたいです。
前置きが長くなりました。
私は世の中に無駄な本は無いと思っていますので、どんな本でも読んだからには何か得ようとします。ということでこのような本を読むのに期待が膨らみます。
最近はお笑い芸人やドラマでもサウナを題材にした番組をよく目にします。かつてのサウナのイメージは狭い空間に怖いおじさんもいたりという感じですが、今は意識高い人、新進気鋭の経営者などにサウナが注目されているようです。
本の中身を大まかに言えばサウナによって日頃のストレスを解消して活力を与えてくれる内容です。
日本ではロウリュウというサウナの中で風を作る人がいます。これを熱波師といいますが海外では熱波師は国家資格が必要というのに驚きました。
サウナは脳科学的にいいことばっかりです。サウナの恩恵を最大限に得る入り方が解説されていて、今までサウナの醍醐味を3割位しか受けていないことに気づきました。
フィンランドはサウナ大国であり幸福度も高い国という関連からサウナの効果の大きさが分ります。
クスクスとついつい笑ってしまう文章がどんどん読み進めることができます。ちょっとの合間に2時間弱で読み終わることができました。
日本のサウナがスタンダードだと思っていましたが各国のサウナ事情も紹介されていて驚があります。
サウナに入った時の木の香りを感じたり、アウトドアでサウナをして目の前の川や海に飛び込む本来のサウナのスタイルをやってみたい。日本にもアウトドアサウナをやっているところもあるのをメディアで見たことがあります。中国料理でもジャスミン米で作った本場のチャーハンは抜群に美味しい。ということは本場フィンランドスタイルの海や川に飛び込む本来のスタイルは今までの小さい空間でじっと我慢しているだけだと思っていたのと違い相当期待値が上がりました。
海外のサウナの写真が掲載されていて、海外旅行に行ったら世界遺産や食事だけでなくサウナという楽しみも増えました。
読んだ後はとりあえず近所のサウナに行ってみたくなりました。
サウナの良さが存分に学べました。
熱いのが苦手な人も一度サウナの効用を実感することをおすすめします。
サウナを利用する際はあまり無理をしないように。芸能人の方がサウナで気分が悪くなって搬送されるニュースも時々あります。
最後にサウナでよく使われる「ととのう」という状態はどういうことかと言うとサウナ→水風呂→サウナ→水風呂を数回繰り返した後に外気浴をした時に訪れる快感のことです。
目次
第1章 なぜ、今、サウナなのか?
第2章 ビジネスに効くサウナの効用
第3章 最大の効果を得る、サウナ入門
第4章 海外のサウナ事情
第5章 経営者たちのサウナ哲学
第6章 サウナはこれから、どこへ向かうのか?
巻末特典 今すぐ行きたい!日本・世界の名サウナ
2019年11月11日発行
ISBN 9784046045126
著者 本田直之 コンサルティング会社代表取締役役
松尾大 サウナー専門ブランドの会社代表
人生を変えるサウナ術 本田直之 松尾大