フランクルの「夜と霧」を読んで生きることを考える

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世知辛い世の中で思い通りにならないときや不運に会った時など、これからどうしていこうかと悩むことは長いこと生きていると誰しもが経験します。

そんな時はフランクルの「夜の霧」を読んでみては如何ですか。

女優の門脇麦さんが心のバイブとしてフランクルの「夜の霧」を愛読しているのを「情熱大陸」で見かけました。

厳しい役者の世界で悩んだ時に読んでいるそうです。

実力派の女優さんで独特の雰囲気を持っていて私はファンでした。

その門脇麦さんが紹介した「夜の霧」はかなり重たいストーリーです。私は昔読んだことがあったのですが再び読み直してみました。

ストーリーは著者ビィクトル E.フランクル本人がアウシュヴィッツ強制収容所で実際の体験から執筆しているので重みが凄まじいです。

本編に入る前に70ページほど第二次世界大戦でのナチスによる強制収容所の細かい情報を解説しています。

本編は120ページと1時間ちょっとで読むことができます。

最後に強制収容所での過酷さを物語る写真資料が掲載されています。

アウシュビッツという過酷な環境でさえ著者は次第に慣れてしまったというところが良くも悪くも人間の順応性というものを考えさせられます。

この慣れた環境を受け入れるのではなく客観的に自分を見つめてこれじゃだめだの思考を持って生き抜いていく強い頭の切り替えの大事さがわかります。

流された人生を選択するのか自分の信念を貫く生き方を選択するのか

人生に迷ったり行き詰まった時に読むと

「頑張ろう」

という勇気を与えてくれます。

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