今回紹介するのは中野京子著:「運命の絵 もう逃れられない」です。
絵画はその美しさは勿論ですがそれだけで終わってしまうのはもったいないです。その絵の意味と物語について知ると楽しみが広がります。その物語を知って想像を膨らませることが美術を鑑賞する醍醐味だと思います。
長く時代を経て今まで受け継がれてきたということはその作品には運命が宿っているからです。
各絵画を文学家の中野氏が解説し、絵画の魅力を存分に引き出しています。
本書は「運命の絵」の第2弾です。
平面の絵が中野京子さんの文章で奥行きが出来て立体的に立ち上がってくる感覚が醍醐味です。
ステイホームのこの時期に是非ご一読を。