ハーバード白熱教室で大人気のマイケル・サンデル氏。視点によって結論が変わることに考えさせられ物事を色々な角度から見る力を養うことができるためにマイケル・サンデル氏の講義は興味があったのでこの本を手に取りました。
数年前NHKでも放送されて一大ブームとなったハーバード大学の人気講義が海外で白熱討論を繰り広げます。
先ず中国での講義は
・大雪の後の雪かきシャベルの値上げはフェアか?
・災害時の飲料水値上げは不当?
インドの講義では
・性犯罪と普通の犯罪とでは罪の重さは同じか?
・民間医療保険加入は割り込み行為と同じ?
ブラジル・サンパウロでの講義は
・サッカーチケットの高値転売はOKか?
韓国での講義は
・コンサートチケットと診察予約券、ダフ屋行為はどこまでOK?
・子供に読書をさせるのにインセンティブはOK?
・人気スターは兵役を免除されても大丈夫か?
最後は日本の東北大学での特別授業を披露。
討論の楽しさを感じることが出来ます。
日本人の
・皆と一緒が安心する
・皆の意見に同調する
・異物を排除する
国民性が如何に創造性の芽を摘んでいるのか考えさせられます。
みんな違ってみんな良い
マイケル・サンデル氏のベストセラーであるこちらもおススメです。
日本人は主張が苦手です。しかし個人個人意見はしっかり持っています。それを恐れることなく披露していくことが日本人の可能性をさらに大きくします。
改めて気づかされるマイケル・サンデル氏の本を是非、ご一読ください。